- 鹿児島黒牛にこだわる理由・2
- 21.06.04
父「おい、庄太郎。お父さん副会長になったぞ!」
私「えーっ、会長と違うやん。」
父「ゴラぁ!!!」
子供心に覚えている父親に洒落にならない位にドヤされた出来事。
これが今回の調べ物で昭和57年の出来事だった事が判明しました。
そんな話は置いておいて、
今回は鹿児島経済連が何故に牛肉の品質向上の手助けを
京都の買参人に求めた事情を書いていきます。
その当時の京都市場の買参人は小売を主とする店舗が主流でした。
そこが同じ大消費地でも、大手卸売業が主体の大阪との違いでした。
そこが京都と大阪どう違うのか?と言うと、
小売店が主流の京都市場の方がより消費者に近く、
品質への評価がダイレクトに聞けるという理由だったそうです。
販売協力会の活動によって、
父をはじめとする先人達と鹿児島との活発な意見交換が行われました。
当時、畜産先進地だった長野県に若手肥育農家を修行に出したりして、
肥育技術の向上への取り組みが行われたそうです。
それらの成果が目に見えて出てきたのか、
鹿児島からの出荷頭数も昭和49年の2200頭から
父が副会長に就任した昭和57年は3524頭になり、
8人で始まった販売協力会も22人までに拡大されています。
そして父は翌年の昭和58年に販売協力会の会長に就任しました。
ここから平成24年に急逝するまで職務に没頭する事になります。
この時期、父は鹿児島の生産者との取り組みに手応を感じていて、
頻繁に鹿児島に出向いて出荷地区の視察や意見交換をしていました。
あんまり頻繁に鹿児島に行くもんで、
庄太郎少年は「何でそんなに鹿児島好きなん??」と聞いた事があります。
その時、
「鹿児島の人は寡黙やけど良い人ばっかりや。
お父さんは鹿児島の人が好きやねん。」と、父は言っていました。
きっと当時はそんな純朴な方が多かったんですね。
今は・・・・今もそういう事にしておきます。
また随分と長くなってきたので、
一旦区切って次は販売協力会との交流で要望された
京都向け鹿児島黒牛があるという事を紹介したいと思います。
和牛一筋
黒毛和牛専門店 笠庄
1F 精肉店
2F お食事処
〒619-0214 京都府木津川市木津清水50
TEL0774-72-0012(ご予約お待ちしております)※お昼食は予約優先制とさせて頂いております。
京都・奈良観光へお越しの際は是非
笠庄の自慢の和牛をゆっくりとお楽しみ下さいませ。