鹿児島黒牛にこだわる理由・1
21.06.01

当店が

鹿児島黒牛に拘っている事はお客様に浸透していると思います。

 

でも、

「そもそも、何で鹿児島なん?」

と言う疑問をお持ちの方も多いかと思われます。

 

と、いう事で「産地・鹿児島」との御縁について紹介いたします。

 

今でこそ、鹿児島黒牛は通称・和牛オリンピックを征して

「和牛日本一」を高らかに謳いドヤ顔のポスターを作っています。

 

しかし、

僕が生まれた頃(昭和49年)の鹿児島牛は現在とは随分と様子が違いました。

 

当時の鹿児島産和牛は皮下脂肪が多く脂質も粗悪で黄色み罹った事で

「薩摩のイモ牛」という蔑称がつくような有様だったそうです。

 

そんな状況を打破したい鹿児島経済連と

鹿児島の和牛に可能性を見出していた京都の買参人が協力する事になりました。

 

それが昭和49年3月の出来事、

8人のお肉屋さんで始まったグループが後の「鹿児島黒牛販売協力会」です。

これって結構レアな事態なんです。

基本、生産者と我々買参人の利益は対立します。

だって我々は安く仕入れたいし、生産者は高く売りたいんだから。

 

好き放題に買い叩ける鹿児島牛が高くなるように買参人が協力するんですから、

当時はこの活動が気に入らない人もいたようです。

 

実際、活動に熱心だった父にケンカを吹っ掛けた人もいたようです。

 

話は前後しますが、

当店が「販売協力会」に参加したのが翌年の昭和50年です。

 

で、これを記すにあたって色々と昔の記録やら話を整理いると、

聞いてた話とズレがあって新鮮でした。

 

この活動に熱心だったのは後に会長にもなる父で、

祖父は当時の鹿児島和牛の品質を不安視して気乗りはしてなかった、

と聞いていました。

 

でも、昭和55年の記録を見ると「副会長・笠置庄一」と記されており、

「案外、祖父ちゃんも乗り気だったじゃん。」と孫は思ったわけです。

そして昭和57年から祖父と代わって

「副会長・笠置義次」が表舞台に登場します。

長くなってきたので、続きは後日アップしたいと思います。

 

2では僕も間近で見てきた父の取り組みを紹介できたら、と思います。

 

和牛一筋

黒毛和牛専門店 笠庄
1F 精肉店
2F お食事処

〒619-0214 京都府木津川市木津清水50
TEL0774-72-0012(ご予約お待ちしております)

※お昼食は予約優先制とさせて頂いております。

https://nadai-kasasho.com/

京都・奈良観光へお越しの際は是非

笠庄の自慢の和牛をゆっくりとお楽しみ下さいませ。

 

 

 

 

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